先日サイズの話をしましたね。JIS規格を例に表示の話をしましたが、でも最近のサイズ表示って、1,2,3とか、36,38,40とか、ヨーロッパのサイズを使ったりしてますよね。「いったい私って、どのサイズよ?」と迷ってしまうよね。
大体の企業はJISを目安にし、身長設定を160~165ぐらいにするとか、独自のブランドイメージや、試着のモデルの身長などの都合でアレンジしてると思います。 See yaの場合はMサイズを、身長160cm、バスト84cm、ウエスト65cm、ヒップ90cmで設計してます。 トップは、フィット性のないものなら着丈、袖丈の調節で済むと思いますが、一番困るのはパンツだと思います。それで、かんたんにSまたはLにサイズ修正する、グレーディングの方法をお伝えしますね。 9ARから11ATにサイズアップしてみます。グレーディングし易いピッチとして、ウエスト、ヒップを3cmずつ、股下を4cm、股上を1cmとします。 パターンにクリースライン(中心線、折り目の線)、ヒップライン、わたり(股上と股下の境目)、ニーライン(膝)が入っているのが望ましいです。それは、その位置で巾だし(または削る)するのが合理的だし、最後に元のパターンと重ねてシルエットの確認をするのにあった方がいい目安だからです。 パンツは4枚のパーツからできています。大きくする3cmを4等分し、0.75cmを各パーツで平行に巾出しします。 股下丈はニーラインで、股上丈はヒップラインでそれぞれ出します。 巾はクリースラインで0.75cm平行に切り開いたようにします。その中心がまた中心線になります。 股下丈は、ニーラインで切り開いたようにします。ひざから下がストレートの場合は裾で出してもいいんですが、広がった、またはすぼまった裾の場合はMサイズと同じ裾巾のバランスにする為にニーラインで調節した方がいいです。 股下丈をたくさんカットしたい場合は、ひざの位置だけで調節すると脇、股下の線がつながらなくなります。そういう場合は、ももの辺り、ひざ、裾、と何箇所かに分けて調節してみてください。 股上は、ヒップラインで平行に切り開くようにします。 最後に体の厚みを調節する為に、前後の股ぐりを合わせ、0.5センチぐらい隙間を作り(写真の赤い部分)それを前後の股ぐりに足して調節します。 あとはMサイズのパターンと重ねて、元の線を使ってつながりよく線をひき直します。 7APにする場合は同様にたたむ(巾を削る)ようにすればいいです。 実際に切って開くのではなく、トレースしながら開けるようになるとベストです。 試してみてください。
by see_ya2008
| 2008-05-27 12:13
| about pattern
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